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先輩の声

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在校生より

Current students

30歳からの入学、
一緒に勉強する子どもたちが支えになっています。

 

 私は十代の頃から看護師に憧れていましたが、早くに結婚したため進学が叶わず、子育てをしながら介護の仕事をしていました。介護士は利用者さんと過ごす時間が長い反面、緊急時には看護師にしかできないことが多く、そのたびに悔しい思いをしていました。次第に看護師への夢が再燃し、進学を決意。看護学校は自宅から通える地域にいくつかありましたが、働きながら学べるのは本校のみでした。30歳になってからの入学、先輩方から寝る暇もないほど大変だよと聞き、覚悟していましたが、想像していたほどではないのが実感です。
 社会人からのキャリアチェンジは不安が大きいものですが、興味があるならチャレンジした方が今後の人生のために良いと思います。自宅では子どもたちが学校の宿題をする傍ら、一緒に課題をしています。そんな子どもたちが私にとって支えになっています。将来は患者さんだけでなくご家族にも寄り添う看護師を目指したいと思います。

看護師として働く以上、勉強は一生。
何事に対してもまずは興味を持とう。

 

 中学生の頃、扁桃腺の手術をしたとき、看護師だった母親が付き添ってくれました。専門知識と経験を持って寄り添い、話を聞いてくれたことで、とても助かりました。この経験から、患者にとって一番身近な存在である看護師になりたいと思うようになりました。地元での就職を希望していたことと、地域の診療所実習が取り入れられ、大きな病院とは違う経験もできることから本校への進学を決めました。
 様々な症状の方が来る診療所では、色んな面で安心させる技術や対応を学ぶことができました。戸惑うこともありましたが、全て良い経験になったと前向きに捉えています。看護師として働く以上、勉強は一生です。何事に対してもまずは興味を持つことが、勉強への意欲と良い看護につながると思います。看護師を目指す男性はまだ少ない印象ですが、男性患者へのケアや何気ない会話でも役に立ちます。これからもっと経験を積んで、一人ひとりに寄り添う看護師になりたいです。

働きながら学べば
具体的な目標が見つかります。

 

 子どもの頃から「人の命を救いたい」という思いが強く、小学生の頃に将来の夢として作文も書いていました。そのせいか、母親から看護師になることを勧められ、高校卒業後、自然と本校に進学しました。はじめのうちは、県の試験合格を目標に、テストで良い点を取ればいいと思っていましたが、実際に働きながら学んでいく中で自分の考えが変わってきたのです。まず救急の現場で働きたいという具体的な目標ができて、それに向かって勉強に取り組むようになりました。そして准看護師よりも責任のある仕事ができる看護師を目指すことに決めました。
 看護科に進学後、日中は病院での勤務、夜間は学校での勉強で、体力的に大変なこともありますが、看護師に必要な知識や技術を身につけるために効率的な学び方だと実感しています。命に関わる最前線の救急外来で、患者様とその家族にしっかり配慮できる看護師になれるよう、知識を深め経験を積んでいきたいと思います。

大変な時期は、人生でほんの僅かな
時間だと思えば乗り越えられる。

 私は地元企業で事務職として働いていましたが、自分のキャリアに対する不安を切実に感じていました。あれこれ思い悩んでいた数年前、父親が病気で亡くなり、症状に気付けなかったことへの後悔から、看護師を目指すことにしました。実習先は、医療現場で唯一「おめでとう」と言える産婦人科を選択。壁一枚で「生と死の世界」があることも興味深く、助産師を目指すことにしました。
 ところが、卒業後の結婚予定が想定外の事態に。在学中の妊娠·出産です。しかし運よく夏休みに生まれたことと先生方の配慮のおかげで休学することなく続けられています。昼間働いて夜に学校という生活に子育てが加わり本当に大変ですが、長い人生の中でほんの僅かな時間だと思えば乗り越えられます。私は出産に伴う心身の変化を経験したことで、母親へのサポートの大切さを痛感しました。虐待などの悲しい出来事を少しでも防ぐためにも、助産師として母親の支えになりたいと思います。

卒業生より

Graduate

より高度な専門知識を得るために、
大学院へ進学しました。

 

 卒業後、臨床の現場で看護師として働き4年を過ぎた頃、臨地実習指導者として学生の指導を担うことになりました。初めのうちは大変でしたが、学生を育てることに魅力を感じ、教員になりたいと思うようになりました。本校に入り、看護科で7年間勤務の後退職し、再度臨床看護師となりました。
看護師や看護教員として経験を積む中で、より高度な専門知識を身につけたいと考え、大学院へ進学。修了後は本校に復帰し、教員として頑張っているところです。
 本校では勉強だけでなく、一人前の看護師として認められるような指導を心がけています。みなさんの努力の結果、合格率は100%です。さらに「学ぶ」という意欲があれば、大学・大学院へと進む道もあります。卒業生が病院で活躍している姿を見たときや、「先生から指導を受けて良かった」と言われたときは、とても嬉しく元気が出ます。看護教員も本当にやりがいのある仕事です。

私も、二人の子どもを育てながら学んできました。

 

 入学した当時、私は27歳で二人の子どもがいました。学生時代の私は、学校と仕事、家事、子育ての幾役をもこなすことの大変さよりも、学生として再チャレンジできたことに喜びを感じていました。当時は母親としても未熟でしたが、看護の基本となる学問を学ぶうちに、「人間性」を磨くことの重要性に気付き一歩ずつ成長できました。卒業後は、看護師として勤務しながら、在宅医療の進展の兆しと共に、ケアマネジャーの資格を取得しました。その折、本校の恩師から学校教育のお話を頂きました。
 私は、ここで受けた教育に対する感謝もあり、学生の気持ちがわかる教員として、恩返ししたいと思うようになりました。教育は、やり直しがきかない責任を感じることもありますが、全て「人生の糧」になると感じています。
 卒業した学生が立派な看護師として活躍する姿を見ると、誇らしい気持ちでいっぱいになります。学校で看護を教える講師や実習の場で指導者になった方も多くいます。卒業生による講義を受けた学生達は「先輩のようになりたい」と目を輝かせています。志をしっかりと持ち、看護師になるという夢を掴んで、幸せになってほしいと思います。

「先生が担任で良かった!」と学生から言われるときが
教員になって良かったと思える瞬間です。

 

 学生の頃から、クラスメイトに勉強を教えることが好きで、将来は看護教員という選択も頭の片隅にありました。卒業後は、本校の実習先の病院である大牟田市立病院で約17年勤務しました。勤務先の病院では、看護師をしながら実習生への学生指導を行い、外部講師として本校に来る機会も頂きました。こうして学生と関わる中で、看護教育の大切さを実感するとともに、もっとしっかり学生と向き合い看護師となる後輩を育てたいという気持ちが強くなりました。
 教員になると、学習面だけでなく生活面での指導も必要になります。本校にはさまざまな生活背景を持つ学生がいます。特に社会人経験を持つ学生の場合、家庭での立場や状況が異なるので、個々の学生の事情も考慮した指導を心がけています。昨年より、初めて学年を担当させて頂きましたが、学生から「先生が担任で良かった!」と言われるときが、教員になって良かったと思える喜びの瞬間です。本校に入学した学生には、仲間と共に3年間苦労を乗り越え、看護師への夢を必ず叶えて欲しいと思います。